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zoom RSS 「若様とロマン」 畠中恵 講談社

<<   作成日時 : 2017/06/06 16:25   >>

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友人Oちゃんからの玉手箱のような多種にわたる本の差し入れ・・・チビチビと楽しみながら読んでいる。
その1冊・・・・面白いシリーズである。

畠中恵の作品は、2017年4月11日「けさくしゃ」 や 2015年3月8日「明治・妖モダン」「こころげそう」などをアップしている。
この若様シリーズを検索したが、書いた本人にも分からずじまい・・・前のブログだったっけ?

明治初期の若者群像のシリーズである。
成金の一人娘・・・文明開化を象徴する自由にさせてもらえる女学生。
外人居留地で雑用をこなしながら、洋菓子作りを目指す、一人で生きていこうとする青年。
旧旗本の御曹司たち・・・江戸幕府末期は、奉行所勤めの体育会家の青年たち。
だが、旧幕臣の多くとともに静岡へは行かず、家長として家族や雇人を守るために、あえて薩摩主導の警察組織に入る数人の青年と、いわゆる警察学校で苦楽を共にした薩摩出身や他の者たちともつながりを持つ。
そういう3種類の青年たちの、それぞれを描いていく。

良く似た設定の他の作家によるものもあるが、畠中作品では、明治初期の混乱の中にも希望や夢がある時代より後、なんとなくの閉塞感がある若者の感じがする・・・ように、私には感じられる。
(よく似た設定の中、私が取り違えているかもしれないが)
作家さん自身の年齢のせいかなァ?

ラストシーンで、その主人公たちの中の一人が、反対を押し切り、夢をかなえ海外に向かう。
それが家族にも知れたころは、機上の人・・・いえいえ、当時なので船上の人である。
長旅の中、日々決意を新たにしながら新天地に向かっているのだろうな、希望と不安の中。
そんなシーンは1行も出ないが、そんな船上のシーンが目に浮かぶ。
うまい終り方だこと!

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