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zoom RSS 「『司馬遼太郎』で学ぶ日本史」 磯田道史 NHK出版新書

<<   作成日時 : 2017/07/08 22:23   >>

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歴史学者の磯田先生、NHKの歴史番組で見かけるお顔・・・最近は、関西ローカルの午後のワイドショーでのコメンテーターもしておられ、我が家では、すっかりおなじみの顔だ。
色々な教授やら弁護士やらの文化人枠での出演だが、歴史学者らしい視点からの疑問を発言されるのがオモシロイ。
このブログには、2016年6月の「武士の家計簿」以来の、ご登場である。


今まで、歴史を研究する歴史家自身が歴史を作る、歴史に大きな影響を及ぼす人となるケースも、何人かあった、という。
たとえば、南北朝の歴史を描き、楠木正成にスポットライトをあてた「太平記」の小島法師。
抒情的な名文で楠木正成像を描かなかったら、明治維新は違った形になっただろう〜と。


司馬遼太郎は、そのような動的で魅力ある人物像の数々を作り出した、というのである。
その根底にあるのは、司馬自身の戦争体験。
ということで、戦国・幕末・明治時代を描いた。
織田信長とか坂本竜馬とか、「坂の上の雲」の秋山真之とか、その周辺の人びと。


私自身は、司馬作品の小説は、それほど読んではいない。
「街道をゆく」シリーズだとかエッセーのほうが多い。
だからよく知らないことも多いのだが。

この本で指摘されているのは確かだなァ〜と、思いつつ読んだ。
磯田先生は、司馬遼太郎にぜひ近代を舞台の小説を書いてほしかったそうだ。
でも、主役として取り上げるに値する強い個性や主張のある人が、昭和初めにいたかなァ?


話は変わって、司馬遼太郎が「私自身は生きられない」(事実1996年に亡くなっている)「21世紀」を生きる小学生」に対し、ある教科書出版社」から6年用国語の教科書と5年用とを書き下ろした。
本を探していて手に入らず、6年用「21世紀にいきるきみたちへ」はネット上で全文を発見した。
翻訳され海外に紹介されているのも道理な名文だと思った。
この本を読んで、どの作品にも流れる「戦争体験」からくる信念が、ずっと底流にあることもわかった。

「21世紀をいきるきみたちへ」は、未読の方がおられたら、ぜひご一読を。

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