「蘇我の娘の古事記」 周防柳 ハルキ文庫

画像


「蘇我の娘の古事記」 周防柳 ハルキ文庫
何か新しい歴史物のオキニイリの作家さんを作ろうと探しているが、イマイチぴったり私の好みに合う作家さんが見当たらない。

この作品は、文庫化されたのこそ最近のことながら、数年前から注目されている方のようだ。 
男性作家かと思っていたら女性作家。
読み終わるまで気が付かなかった。

女性作家かかなりの割合で、登場人物の心情に感情移入するみたいに、私には感じられる。
細やかな筆致で・・・というのも、やや苦手。
または、あえてその逆をいくタイプも・・・あくまで私の感想だけど。

この作家さんは、読み終わってネットで写真をみるまで気が付かなかった。

ところで、時代は「乙巳の変」。
私の世代には「大化の改新」だ。
そうか「改新」といえば、以前の誤謬を一掃して新たな一歩を進んだ~という価値判断が入るからなんだな。

様々な口伝による話を資料として収集する仕事をしていた渡来系の官吏の一族。
蘇我氏の知られていない女児を、わけあってわが娘として育てている。

聡明だが盲目の娘は、耳で聞いたことは忘れないという聡耳だ。
権力闘争の中、渡来系の一族はその安全のためにあるじの命に従い・・・・
一時は打ち捨てられた国史編纂の資料を、整理して完成させたのは、その盲目の娘、今は老女という話だ。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント