「銀翼の死角 警視庁文書捜査官」麻見和史 角川文庫

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いろいろ警察ものを書いている作家だが、これは案外地味なシリーズで「あった」。(今は違うという意味)
警視庁文書解析班は、殺人現場などに残された文書を文責推理する仕事だからだ。

手法は限られるし、そうそうシリーズも長く続かないだろうと思っていたら、最近は違ってきた。
事件そのものが、結構派手になってきた。
登場人物も、体育会系バリバリというか武闘派の女性部下やら、アナログ文書でないIT系資料の専門家も登場する。

主人公は、文書オタクの女性捜査官。
黙っていればアイドル系美女~って、そういう設定じゃなきゃあダメなのかなぁ?

タイトルに凝る作家さんだが(私には、よくわからないタイトル多し)、今回はストレート。
銀翼、飛行機のこと。
ハイジャックされた飛行機にSITが乗り込むが、その機種には死角がある、という話。

ハイジャックは最近少ない犯罪で、SITの交渉役も、ハイジャックの現場ははじめてという設定だ。
へ~、そうなんだ。
確かに、思い出すハイジャックやバスジャックも、かなり昔のこと。
SITだのSATだのという言葉を知ったのも、その種の事件の報道だったなぁ。

病人を主として海外からストレッチャーに載せたまま移動させる仕事があるらしい。
エスコートナースというそうだが、ドクターもつく場合もあるらしい。
今回は、北海道から羽田までのフライトだが、ハイジャックが発生。

金塊や飛行機の燃料を要求する以外に、超法規的処置で、刑務所にいるある男を、その飛行機に乗せることを要求する犯人グループ。
確かにそういう事件もあったなぁ。

一卵性双生児の臓器移植の話やら、テロリストの話やら、荒唐無稽な話の筋を、地道に文書分析班は解決していく。
ふふふ、結構突っ込みどころ満載ながら、楽しめるエンターテインメントだった。


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