「探偵は御簾の中」 汀こるもの 講談社タイガ

正しいタイトルは「探偵は御簾の中 検非違使と奥様の平安事件簿」である。
著者名も、これであっているらしい~40代の女性作家。
眼鏡をかけたり外したりしながら入力、キラキラネームの作家さんだ。

最近、自分の読書量の減少、そして読書域の狭さを強く自覚している。

梅田の大型書店をウロウロして、最近出版されたものをウインドーショッピングして、現在のトレンド情報を補っていた。
しかし、コロナでそれもできず。
書評のツイッターを読んで、いろいろ興味の幅を広げようと努力中だ。
読んでみたくなるような本の紹介ばかり~今の私の視力体力には、キツイなァ。

どこで見たのか、この平安時代を舞台としたミステリー(読んでみれば、かなりラブコメ風味でもある)の紹介が頭に残っていた。
何か軽いもの(最近はそればっかり)を買おうと書店内で探していたら、この本が目に入った。


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ストーリーはちょっと趣味ではなかったが、舞台設定の平安時代の貴族の生活が面白く描かれている。

言うまでもなく当時は妻問い婚である。
その言葉を、今風の人間感情で理解して描かれており「そうかそういう見方があるのだ~」と、そちらにビックリする。
安倍晴明の血をひく陰陽師も登場だ。
やっぱり若い世代には、今も安倍晴明人気は継続中らしい。

結婚適齢期を過ぎかけている(だろうな!)新婚カップルが主人公。
小説の最初は、新郎は14歳、妻は16歳の、それぞれちょっと変わった性格の主人公たちだ。
いや、今風に考えれば普通の認識だけど、当時ははそれが「変わっている」のだという認識。

話は進んで、第3子出産時には、夫は検非違使(いわゆる警察)の中心人物。
妻の出産時は、僧侶や陰陽師の安産祈願の祈祷が邸内で行われる。
その時、夫は殺人事件で仕事へ、身を清めないと家に入れない(そりゃそうだろうな)
ところが、出産直後でありながら、人の死を忌み嫌うのでなく事件の話を聞きたがる妻。
その推理力は、夫より優れている。

2番目の殺人事件発生で、被害者は妻の幼馴染。
江戸時代の大奥とか藩邸に潜り込む女性の話があるが、ここでも幼馴染の死に疑問をおぼえて妻は御所に入り込む。
平安時代もそりゃそういうのあっただろうなァ~、江戸時代の大奥の方が窮屈そう、とか思いながら読む。

なかなかに突っ込みどころが多い本だった。

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