「烏に単は似合わない」 阿部智里 文春文庫

何か新しく好きな作家さんのシリーズを見つけたいな、と思ってからかなり日がたつ。
なかなか目新しいシリーズが見つからない。


このシリーズは「松本清張賞受賞作品で、歴史小説の一端を担うもの。
しかも作家は、史上最年少受賞となった20歳の女子大生と、紹介されている。
(ただ大学生とか学生でいいのに、なんで女子大生とわざわざ書くのかな?)

書店で、何度も手にしては置いていたのは、その世界が人間ではないこと。
八咫烏が、人間の形をとり暮らしている世界・・・ファンタジー?ミステリー?


画像


表紙絵で分かるように、人間世界の平安朝を模している。
八咫烏の貴族は、鳥の姿に戻ることすら忘れた高貴な存在らしい。
アリやハチの世界のように、下々の八咫烏は「馬」と呼ばれている・・・なんで馬???

あれやこれやの突っ込みどころはあるものの、おもしろいといえば面白い。
八咫烏という神話の世界の、霊力のありそうな存在を人間に擬しているのも、作家の目の付け所なのかな。
ハトや普通のカラスでは、こういう想像は成立しないものな。

妃選びがあって、それにより外戚の権力の拡大があり、いくつかの(ここでは東西南北家の)勢力争いがあり、
ロミオとジュリエットみたいな恋愛あり・・・結構、満腹気味。

もう1~2冊お付き合いして読んでみようかな。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント