「古事記異聞ー京の怨霊、元出雲ー」 高田崇史 講談社ノベルス

ますます物騒になってきた日本のコロナ禍状況。

TVやネットでいろいろな意見を見ていると、前よりは多種の意見が載せられているような気がする。
「いまどき、こんな悠長なことを考えている人いるの?」や、
「ここまで過激な意見は、きっとあの年代だろう」とか。

このシリーズは、一度は読むのをやめたが、なぜか毎回買ってしまう。
理系出身者のこの著者は、膨大な資料を読み込み、現地調査もタイトなスケジュールでこなしているようだ。
いわゆるエビデンスをしっかり押さえているので、時々話はあちらこちらへ。
つい飛ばし読みしてしまうが、「作家さん、すごいエネルギーを注ぎ込んで書いておられるのだし」と再読再再読を重ねることになる。

本当は、その努力がサラッと見えないように書くのが一番なのだろうけど。

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出雲というが、山陰の出雲ではない。
京都の出雲関連の場所の話。
民俗学専攻の大学院生が主人公。

現地調査をし、研究室の嫌味な先生や先輩の助言を得ながら、たまたま遭遇する現在の犯罪と過去の歴史とを絡めて回っていくというシリーズだ。
ただし、一般的な出雲大社の「出雲」を離れ、他地域の出雲族の話となると、新人院生には難しすぎる。
というわけで、偶然会った先輩研究者がメンターとして登場する。
この人を登場させる構想ではなかった時、ずいぶん苦労しただろうなァ~と、著者に同情。

そういえば、「どうしても解説者が必要になり、苦肉の策で他のシリーズの主人公を登場させようか、どうしようか」と悩んだという著者のツイッターを読んだ。
いくつもシリーズをもち多作な作家だけに「大変んだんだな」と思ったけれど、この作品の話だったのかな?

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