護王神社(京都)

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京都の干支にちなむ寺社に初詣に行く友人Eがいる。
最近は人気が出て、「あまりに人が多すぎてお参りできなかった」という話も聞く。

その友人Eに教えてもらって、できるだけ行きやすい寺社を、初詣は避けて、だいたい節分前に訪れている。
バスのツァーコースになっていて大賑わいのところもあれば、なんとなくこじつけの場所もあるし、インスタ映えを狙って商売っ気が気になるところとか・・・・

今回はEに尋ねるまでもなく筋金入りの「イノシシ」の神社にした・・・小さな神社なのに大賑わいだった。
御所の蛤門前の「護王神社」である。



2018年7月「天平の女帝」玉岡かおるの感想をアップした。
道鏡を阻止した和気清麻呂と広虫の姉弟を主人公とした小説だった。
https://hwtmkml3gc.at.webry.info/201807/article_4.html

私のちいさいときの記憶では、「わけのきた(汚)なまろ」と「せま(狭)むし」と改名させられて流刑となる~というのが、笑いのポイント。

和気清麻呂が出身地である備前で足腰が立たなくなった時、イノシシ300匹が付き従って護衛した、という話が残っている。
そのために、イノシシ(本当は地元の屈強な男たちだったのでしょうね)をシンボルとする神社で、足腰の守り神として信仰されてきたのだろう。

だから狛犬ならぬ「狛イノシシ」があり、「願かけイノシシ」の像がある。

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写真の他にも、「イノシシ展」みたいに展示されているものもあり・・・



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願かけイノシの下には、座立亥串を立ててお供えする。


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外側の塀(玉垣というのかな)には、和気清麻呂や広虫の説明の絵解きのパネルが10枚ほどもある。
もしかしたら最近の歴史では教えないのではないかしら?


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和気清麻呂は後に桓武天皇に重用され、平安遷都に力を尽くす。
もちろん官吏としては出世コースをまっしぐら。

そのために、戦前のお札に使われたこともあるとか・・・もちろん裏はイノシシの絵。
そんなに有名人だったのだね。

そして、官吏の出世や就職試験の時の祈祷もするとか・・・・ひときわ大きなサイズのお守りがあった。
それもいいけど、日本の官吏のレベルが落ちているとか言われるけど、なんとかしてほしいな。


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喘息封じのカリンの木があった。
足は悪いし喘息もある私としては、丁寧にお参り。

年初めにぎっくり腰になった夫も、丁寧に・・・。


寒いし、足腰悪い老夫婦なので、休憩ばかりしながらの一日だった。

でも、夫のぎっくり腰も早々に楽になったし、私の喘息発作も収まってきたし・・・ご利益たっぷりといったところ。

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これは御所の梅・・・小さなツボミがついている。
御所では、新車寄せの工事などいろいろ進行中。


すでに儀式に使うものは東京に移動済みとのパネルがあった。
東京でも保管所があるだろうに、いまだに京都においてあるの?
ああそうか、京都の人たちにいわすと「天皇さんも、一時的に東京に行ったままだし」ということか。


「ブルックリンの少女」 ギョーム・ミュッソ 集英社文庫

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フランスのミステリー。
著者はフランスの人で、高校卒業後にNYへ渡り生活したそうだ。
そのあたりもパラパラ見て、なんとなくストーリーをイメージして買ったものだが、私の勝手な思い込みとは全く違った話の展開。
あれれれれ?????

最近、日本や海外でもよく報道される長期にわたる監禁事件・・・・小説でもTVドラマでもよくある。
いや~な感じの事件。
それを示唆する裏表紙のアラスジ・・・でも、違った。

なんとなく読後感の悪い本だが、とりあえず記録しておこう。
と思って、すでに書いた記憶があるのだが、ブログのどこを探してもない。

なんだかイヤだな・・・何が起こったのか?

今年こそは~と思いながら

昨年は、天災や個人的な健康問題などいろいろあって、1年間の記憶を消し去ってしまいたいぐらいのストレスのたまる1年でした。

多くの方と同様に、「今年は平穏無事な年になるように~」と願ったのにもかかわらず、小さな地震は続発だし、政治のニュースでは「今後、これは大きな火種になるのでは?」と思うことばかりで・・・
どうなるのでしょうか。

個人的には、新年はじめは昨年の体調不良をひきずりつつ「そのうちに」と思っていたのに、なかなか体力回復には至りません。
読書も、なかなか腰を据えての読書ができず~のトホホなスタートです。


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とりあえず、手元にある写真の1冊の記事をあげます。


「直木賞 受賞エッセイ集成」 文藝春秋 
年末に図書館で借りた本、ある作家の作品群を検索していてついでに予約した本である。

疲れているときの読書は、エッセーは短いので病気見舞いに、よく利用している。
いろいろな書き手のものは、気に沿わなければ飛ばしていいし、意外な文章に遭遇したりする。

この本は、平成12年から26年までの直木賞受賞作家による「自伝エッセー」と、ある時期は「ロングインタビュー」をまとめたもの。

私はある会で、先生から毎回直木賞と芥川賞の受賞作品の紹介の授業をしてもらっている。
文學系ではなく、社会部の新聞記者をされた先生なので、「なぜ、いまこの作品か」という時代と作品との結びつきの観点からの話だ。
それを聞いて読むときもあれば、フ~ンと飛ばすときもある。
長くインタビューもされた先生なので、「ここをあえてどう聞くか」などと聞き手と語り手の丁々発止の話題も。

そんな先生の話を聞いているものだから、ロングインタビューの方は、ちょっとつまらない。
受賞した作家さんばかりなのだから、幼児の読書体験など聞いても仕方ないだろう~と、イマイチな感じがした。
でも、ヨイショしなければならないしだろうしな。
かたちばかりのご祝儀インタビュー?

一方、「自伝的エッセーを」といわれて、いたって真面目に半生を)語る人あり、ちょっとひねって書こうという意図がにじみ出ているのもあり・・・フフフ、そうくるか、とおもしろかった。
今回、「笑ってください」という各社のカメラマンの言葉を無視し続けて、ニヒルな表情を崩さなかった受賞者あり。
フフフ、こんな人のエッセーって、どんな変化球を投げてくるのだろう?




またボチボチといろいろな本を読んで感想を書きなぐっていきますので、どうぞ、今年もよろしくお願いいたします。

「始まりの国」淡路と「陰の王国」大阪  関裕二 新潮文庫

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独学で古代史を学んだ歴史家の関裕二の、「古代史謎解き紀行」シリーズ。
今までは、出雲編とヤマト編をアップしている。
2015年5月 「封印された謎を解く ヤマト編」
2014年12月 「神々の故郷 出雲編」

たぶん紀行文の要素が、今までより強そう・・・編集者と二人でオジサンギャグも満載。
そこまで読者におもねらなくても・・・とは思うが、昭和の常識とやらの話は大阪人としては、オモシロイ。 

古代史の舞台として大阪はマイナー。
今の住吉神社が海辺であったように、背後に奈良(ヤマト)を背負い、十分な広さの平野部がなかった、と言われる。

国生みの神話の故郷の淡路島だが、ここもまたあまり古代史資料としての発掘などが少ないとかで、検証されているとは言えない。

そういう理由から、この2か所をクローズアップしたそうだ。
そして、奈良に夢中になった関裕二は、少しの間大阪住まいをしたそうだが、アズマえびすなので、大坂慣れはしなかったという。
そんなトラウマを乗り越えるための旅でもあったらしい。
フフフ~、これがおもしろい。


淡路島には、神話の里としての「土地が持つオーラ」がない、という。
京都や奈良の小さな神社でも森林でも、パワースポットというか「その土地の力」を感じるのだが、それがないという。
なんとなくわかるような気もする。
淡路島から船で対岸の大阪南部へ・・・自治都市堺でない古代の流れを探して北上する旅だ。

堺にある開口神社は、前は通るが参拝できていない神社。
本を読んで行きたくなった。

本でも触れられているが、堺市役所の最上階ロビーは、一般に公開されている。
淡路島に六甲に大阪市内に、生駒や奈良へ至る道に・・・・景色が良い。
それを思い出した。
また行ってみるかな。

読書いろいろ

>大阪北部の私の住んでいるあたり、6月の地震と9月の台風で、被害の出ているところも多かった。
私宅もそうである。

その修理工事の準備もタイヘンで(瓦の資材など不足・足場のパイプまで足らなくなったとか)、それにちょっと体の不調もあり・・・・あっという間に、紅葉シーズンが来て去ろうとしている。

長期間、足場に囲まれた生活をしている。
庭のハゼの紅葉も、今年はパイプの足元・・・落葉での紅葉景色。
それもシャレている、と言いたいところだが、その落ち葉も色あせてきた。
添付の落葉の紅葉・・・・想像してください。


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新たな持病まで得てクサッテいると、いつもの本好きな友人Oちゃんからの玉手箱が到来!

気分が明るくなるように、いろいろと楽しい本を読破。



画像「祇園白川 小堀商店 レシピ買います」  柏井壽 新潮文庫


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「奈落の偶像」 麻見和史  講談社     
警視庁捜査第1課11係シリーズ   さらに もう1冊、この次の本も。


その他、雑多の本をいろいろ・・・・
で、写真と記録が入り交ざり・・・・図書館の本は返却してしまったし。

「花のお江戸で粗茶一服」 松村栄子 ポプラ社

「緘殺のフアイル」 姉小路祐 講談社文庫

こんな記録で失礼!

「IQ] ジョー・イデ 熊谷千寿訳 ハヤカワ文庫

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今年の夏前に、「ちょっと本の視野を広げよう」と初めての作家の本を手にした。
ところが何回読んでもイラつくばかりで進めない。
LAのラッパーの詩そのものの世界というか価値観というか。


今回、意地でも~と読みとおしたが、やっと後半になってこの本のおもしろさというか、新人賞を次々受賞したという理由の一端が少しだけ分かった。

さらに解説を読んで、店頭で触手が伸びた理由も分かった。

作家が日系人。
でも2世3世の教育熱心な移民の親世代にお尻を叩かれた世代ではない。
良くも悪くもアメリカ人。

著者イデはLAの貧しいアフリカ系アメリカ人の地域に生まれ育って、本人としては周囲の価値観に染まっている。
本当は、このリアルな(解説によると)アフリカ系アメリカ人社会を、非アフリカ系アメリカ人が描くとこはナイーブな問題をはらむらしい。
確かに、うっかり日系人だと忘れて読んでいると、アジア系の登場人物もほとんどなく、切り取らえた一地域の様子だけが描かれる。

推理を働かす主人公IQ、それもオモシロイが、ラッパーの世界のエピソードはなァ・・・・読んでいて疲れた。

後半に、特にラスト近くにストンと落ちる前半の伏線・・・・この続きなら読みたいが、こういう暴力系の話はなァ、ちょっと苦手。

「凪の残響」 麻見和史 講談社

「凪の残響 警視庁捜査一課十一係」がタイトル。

私は見ていないが、WOWOWでドラマ化されているようだ。


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少し生活が落ち着いたのでブログ再開~と行った割には、ちっとも更新していない。

以前読んでお気に入りの小説はスイスイ読むのに、なかなか新しい小説は読み進めない。
あれれ~これって、何かの心配しなくてはいけない???


さて、このシリーズは「飽きてきたからもうやめよう」と思ったのに、11作目のこの本をついつい買ってしまった。
未読の2冊、図書館で予約を入れてしまった・・・フフフ、そこそこ面白いのである。

警視庁捜査一課のこの班に抜擢された小柄な女性刑事が主人公。
父も警視庁捜査一課を務め、病死している。
そんなヒキもあると裏でいわれながらも、女性登用の一環として働いている。

乃南アサなどと違い、そのあたりの女性警察官としての苦労や悩みは、いささか淡泊すぎる。
さらに、猟奇的な犯罪であることも多い。
タイトルや登場人物の名前が、凝りすぎというか・・・・

そんなケチをつけたいポイントが多いこのシリーズであるが、魅力も多い。
捜査班でのブレーンストーミングというか、表を駆使しての謎解きや情報の共有による「スジヨミ」の流れのシーンが、オモシロイ。
主人公だけでなく、多くの資料を提供して「さあ読者のみなさんも、どう読み解く?」みたいな作者からの提案みたい。
これだけ伏線が表にでてきていたら、脚本も書きやすいよな~ドラマ化されやすいよね~という感じ。

さらに今回は、作者の言葉によると「湾岸署を舞台にして、あのドラマ・映画のイメージを書いてみたかった」とか。
そうねえ、一世を風靡したドラマ・映画だったものね。

最初の着想とは違って、「あるもの」が登場する話になった、それも「湾岸署だものな」という作者の言葉から、それは何かという楽しみがあった。
橋に・・・ヘリコプターに・・・・だよね、やはり。

ストレス発散には読みごたえがあるのかも。

滋賀県の木之本地蔵院

しばらくブログを休んでいました。
いろいろなことを抱え、なんとなくイッパイイッパイになっていました。
少しずつ物事が進み、問題解決とはいきませんがホッとしつつありますので、少しずつ再開します。




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秋のある日、滋賀県長浜市にある木之本地蔵院に夫とお参りしてきた。
夫の祖父が敦賀出身なので、祖母と二人でよく会社の運転手さんの運転で里帰りしていたようだ。

私が結婚して、祖父母の隣りに住み始めたときも、ときおり出かけていた。
ちなみに祖父は婿養子でなので、祖母が「ついて行ってあげます」オーラをまき散らしながら出発していたのを思い出す。
長時間のドライブになるので、余呉湖あたりで途中休憩を入れていたようだった。
祖父が目を患ってからは「木之本地蔵院」にお参りしてきたという話を聞いた。

夫も今年は目の手術をしたが、今のところ順調なので再手術は避けられている。
祖父のこと思いだし、目の神様にお参りにに行ってきたわけである。
不自由さを感じて初めて分かる目のありがたさ・・・・である。



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境内に展示してある写真を見れば、8月末のお祭りのころは、日本各地から多くの参拝者があるようだ。
この時期は、お祭りも終わっているし、紅葉には早いし、静かな木之本駅周辺である。


つってある絵馬を見れば日本各地から参拝者がおられることが分かるし、回復を祈願して奉納する片目カエルの置物の量にビックリ!
写真では見えにくいが、本堂裏手にある大きなお地蔵さんの周囲は、奉納されたカエルカエルカエル・・・・である。

なぜカエルなのか? 分からずじまいだった。


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古くなったメガネを奉納する場所まである。



以前も、湖北の十一面観音像を見に車で立ち寄った木之本ではある。
ところが、夫も私も「丁稚羊羹がおいしかった」ことしか記憶がない。
そのころは、将来目で苦労するなんて思ってもいなかったのだろう。
人間、本当に勝手なものである。

今回も、丁稚羊羹を店先でいただいた。
さらに、北国街道の途中なので「鯖寿司」も食べてきたが、おいしかった。

そういえばお土産に鯖寿司を祖父母からもらった???ような気がする。


(追加情報)
ブログを読んでくださったボランティア仲間の友人から、木之本地蔵の情報をいただいた。
目を患った旅人に、お地蔵様がカエルの片目を与えて見えるようにしてくださった~という伝説があるらしい。
ああ、それならわかる!

しばらく休息いたします

いつも見てくださっている方々。

通りすがりに読んでくださったり、友人知人は安否確認に見てくださったり。
ありがとうございます。

今年は私的にはいろいろあり、やっと落ち着いたかと思うと6月の大阪東部の地震があり、さらに先日の台風。
被害があり、体調もイマイチだったり、てんやわんやしています。

弱り目に祟り目というか泣きっ面にハチ状態です。

しばらくブログはお休みします。
今まで、開店休業状態が続くと、友人知人は心配してくださっていたので、お知らせまで。

しばしの休息をいたします。

本を読む、文章を書くという行為は、いろいろなものを与えてくれる源だったナア~と、改めて思う次第です。

どなた様も、この天変地異の続く日本で、どうぞ平穏に御暮しください。

児童書「まほうの じどうはんばいき」 やまだともこ・作 いとうみき・絵 金の星社

静かに来て、突然の強い風雨で、去ったはずなのに風と湿度が居残った台風だった。

朝、恐る恐る道路や庭の掃除に出たが、落ち葉も少ない・・・あら?
「まほうの道路清掃機」でも登場したのかしら?



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さて、夏休み直前に書店で見かけた児童書。
今は、もう夏休みも終わりの時期・・・いろいろあって、速かったな、過ぎるのが。

夏休みに、一番下の孫に選びかけたこの本だが、本人の意見は「字の多いのはイヤだよ」???
兄の一人は、興味を示して「弟に読んであげるよ」といってくれたが・・・・
図書館で借りて、お盆に来宅した時に見せてやった。

「まほうの じどうはんばいき」 やまだともこ・作 いとうみき・絵 金の星社
立ち読みしたが、おもしろかった。
来年こそは、おススメしたいものだ。

パッと手に取ったときに思ったのは、「ドラえもん」のインドネシアだったかイスラム圏の国々での批判。
「なんでも与えてもらえるポケットは、教育上よくない」というもの。
ある意味はそうとも言えるが・・・・と、思ったことを思い出す。


この本では、学校の帰り道に「なんでも願ったものをだしてくれる自動販売機」に遭遇する少年が主人公。
次々と願ったものがでてくる自動販売機に、友達のように親しさを覚える少年。

ところがある日、突然消えてしまった自動販売機!!!
そこには、ママが関係していて・・・と、いう話。

この本には、続編があり、「かえってきた じどうはんばいき」。
ここに登場するのは、少女。
最後に、前作で主役の少年が、オトナになって登場する。

私のドコにはまったのか、心が温まる児童書だった。

でも、「絵本」と「児童書」の区別って、なんだろう?
次数かな? 毎ページに絵があるとか、ないとか?

松井今朝子の本2冊

少し涼しい日が続いたあと、さらなる暑さ復活なので(しかも蒸し暑い!)余計にしんどい。

身辺いろいろあり、疲れてしまった今年の夏の暑さである。
問題は、これが「今年は異常気象」ではなく、「来年以降も常態化」でもしたら、どうなるだろう???


しばらくメールのやり取りすらしていなかった遠方の友人たちと「生きてる?」メールが行きかう。
「私も心配していたのよ」とか「なんとか生きていた」とか、ジョークでなく真剣味を帯びた生存確認メールである。



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 「師父の遺言」 松井今朝子 集英社

美味しそうな食事メニューやら、辛口の時事批判(おもしろい!)を堪能している松井今朝子の、ホームページのブログ横にいつも載っている本。

ひょんなことから師匠と仰ぐようになった武智鉄二との演出助手としての日々を、また結果的には師匠の期待に背くこととなったその後の文筆活動のことなど、自伝というか「武智鉄二」論というか。

演劇や歌舞伎のことは知らないのだが、「そうか、そうか」と理解できる裏事情。




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 「料理通異聞」 松井今朝子 幻冬舎

料亭育ちの著者ならではの小説。
実際の資料が、ある程度下敷きになっているのだろう。

江戸時代天明のころ、法事の席での仕出し屋、つまり精進料理の店の跡取りとなった男の1代記。

「料理が文化になった」というキャッチフレーズだ。

私が一番面白いと思ったのは、なんと将軍が狩りの途中に立ち寄るという栄誉を得たときのこと。
基本的には、専用の料理番が作ったものしか食べることを許されない将軍という立ち場。

指名されてから、家の中は改装を重ね、しかるべき元大名で今は出家した「お得意さん」を、お茶の相手に呼ぶ。いつ実現するかわからない「お立ち寄り」に、連日ドキドキとする主人公と店の者。

ある早朝の狩りの帰路に、急に立ち寄りお茶を所望する
「食べない」と言われていても「匂いにつられて、もしかしたら」と、よい出汁を利かせて簡単な朝餉を用意する主人公。
チラと視線を走らせたものの、食べるわけにはいかない将軍の立場。
「おいしいものを、おいしいときにみなさんに」と考える料亭の主人としては、「食べたいときに食べたいものを食べられない」将軍とは、気の毒な立場に思えてならない。

ホント、そうだわね。

「阪堺電車177号の追憶」 山本巧次 ハヤカワ文庫

いやはや暑い日が続く・・・関東では台風の影響で涼しそうだが雨・・・被害が出ませんように。
暑さもイヤだが、雨もイヤだ。


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「第6回大阪ほんま本大賞」受賞作だと、書店で平積みされて売り出されている。
こういう「大阪」と銘打った章では、いわゆるキタ(阪神間)より、ミナミが舞台の方が多いような気がする。
趣きが残っている地域だからかな。


阪堺電車は、天王寺から堺を結ぶ路面電車。
保存運動の成果があり、現在でも走っている。

私自身は、堺から浜寺への路線には数回乗ったが、大阪市内の天王寺から住吉大社までの路線は、回数が少ない。
その地名だけ知っている区間が舞台だ。

主人公は、阪堺電車の電車番号177号。
初登場したその車両の運転手、そこへ乗車した幼い男の子・・・などが軸となり、昭和8年から平成29年までの短編集。

引退運行する177号がニコッと笑いかけたと思った少年・・・そんなエピソードが似合っている路面電車である。

戦時中、運転手不足で、勤労奉仕の女学生が訓練を受けて運転する。
その彼女も主要な人間関係のリンク役だ。
そういう女学生がいたのは史実かどうかは知らないが、おもしろい。
イギリスでは、バスやトラックの運転手として活躍~という設定のドラマや小説がある。

いただいた旅のお土産:ルルドの聖水

「暑い暑い、と誰でも分かっていることしか報道しないマスコミのつっこみどころのなさ」とかと、松井今朝子さんのブログでのツッコミを読んで、プッと吹き出した。
ほぼ毎日更新されるブログは、毎回の食事の写真も楽しいけれど、とにかく、けなし方がうまい!
毎日、欠かさず読んで笑っている。



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さて、この写真はなんでしょう?

模様が分かりやすいように、ウチワに乗せた小さなビン。
知人のI氏にいただいた旅のお土産です。

香水?

いえいえ「ルルドの聖水」です。
マリア様の模様がわかりますか?


以前、サンチャゴ・デ・コンテポステーラの巡礼道に行かれたI氏。
今回は、奇跡を起こす水をくめるルルドへの旅だったそうです。
写真も会合に持参されたのですが、私は雑用をしていて見る時間がなかったのですが・・・


本人または家族に病人がいる人に~と、たくさんお土産として配られて、私もいただきました。
最初から水が入ったビンを売っているのでは、ありません。

こうしたお土産用の小さなビンを購入し、そこへ聖水を汲んで入れるのはI氏など観光客、というか参拝客。
「だから、ちゃんとホンモノを汲んできましたよ」と、渡してくださいました。


当家は、持病もちの私、2年続きで手術して、すっかり年寄りになってしまった夫。
さっそくいただきました。
奇跡の回復、とまではいかないですが、いただいたお気持ちが嬉しくて、猛暑酷暑の中、元気が湧いてきた気分です。

足の萎えたものが歩けるようになる・・・・余命いくばくもないと言われた人が元気になる・・・目が見えなかった者が見えるようになる・・・・難病が治る・・・・皮膚病がなおるなどの奇跡。
私は、そういうことを引き起こす目に見えない力は、存在すると思っています。

ところで、その味は・・・柔らかい甘いものでした。
現地で飲んだI氏も、そのように言われていました。
いただいた会合で、そのまま常温で飲んだ人の感想は、やや薬臭いとか。

私は、帰宅して冷蔵庫で冷やして飲んだので、おいしかったです。
I様、ありがとうございました。


「天平の女帝 孝謙称徳」 玉岡かおる 新潮文庫

「天平の女帝 孝謙称徳」サブタイトルは「皇王の遺し文」
玉岡かおるの他の本を探していて発見・・・へェ~、こういう題材を取り上げることもあるんだ!


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歴史上の人物を語る時、どうも正当に評価される人と、そうでない人がいる。
この重祚した女性天皇は、弓削道鏡との関係から不当に扱われていそうな気がしていた。

この小説の登場人物、天皇に仕えたいろいろな女性から「おいたわしい」というセリフが多い。
現代の女性作家の視点では、そういうものかもしれない。


主要な登場人物の一人は、宇佐八幡宮神託事件で流された和気清麻呂の姉の広虫。
天皇に仕え信頼されていた人物であったが、この件で流罪となる。
小学生用の「日本の歴史」シリーズで、怒った孝謙天皇に「広虫」から「狭虫」と改名させられる。
弟の「和気清麻呂」は「汚麻呂」だったか・・・・「ナンジャコレ?」と、ビックリしたことを覚えている。

名前は記号ではなく、言霊の世界・・・そんな理解は、できなかったよな。

玉岡かおる流のさばき方、それなりに面白かった。
でも、現在お気に入りの歴史小説の作家さん、澤田瞳子なら、同じ題材をどうさばくか?
そんな小説があった気もするが・・・・探そうっと。

「古事記異聞」 高田崇史 講談社ノベルス

「古事記異聞 鬼棲む国、出雲」 が、正式なタイトル。
高田崇史の新しい歴史ミステリーのシリーズのようだ。
東京の大学で民俗学を専攻する大学院生の女性が主人公のようである。




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主人公の名前は「橘樹雅(タチバナ・ミヤビ)」というが、いずれこの名前が何か意味を持ってくるのかな?
大学院入学前に、研究テーマに選びたい出雲を旅行する。
ところが、本心は、八重垣神社の恋愛占いの結果がなかなか出ず(つまり恋愛運がよくない)、おろおろするかわいらしい女性である。

指導教官や先輩研究員ほど知識がなく、でも、着眼点はおもしろい~というレベル。
なので、殺人事件と遭遇しても、博学ではないものの、警察関係者には専門的知識によるアイデア提供は十分にできる。



なにしろ、出雲は特別な地域で、謎も多い。

とはいえ、交通機関は密ではなく、この主人公は、よくぞ短時間で回れるものだ~と、高田作品ではいつも思う。
次回作は、どんなことをテーマにするのかな?



瀬戸内海に面する山陽道沿いが、今回の大雨で甚大な被害をこうむっている。
日本海側の鉄路が寸断されるようなケースが多かったと思うのに、今回は、山陰本線経由での物資の輸送を検討されているとか。
私が知らないだけかもしれないが、珍しいケースだ。
それだけこの日本海側の地域、自然が厳しい地域なのだ、と改めて思う。

先月は備中高梁への小旅行

先月、友人とあわただしく小旅行をした。
地震の直前の時期だった。

行先は、岡山から伯備線に乗り、備中高梁へ。
伯備線は、山あいを高梁川に沿い上流へ向かって進む。
途中駅は、倉敷や総社。

そう、この大雨による被害地の地名は、その小旅行に行ったときに見た地名である。
テレビのニュースを見ながら、ヒトゴトとは思えず、うまく言えないが、月並みな表現だが心を痛めている。


私も含めそれぞれ多忙な中、「ホッとするひととき」を求め、友人RやDと3人で1泊旅行を計画した。
よく4人で旅行していた仲間だが、昨年メンバーの一人のKは亡くなった。
そのKや、Rは、親戚が岡山におり、よく話題に上る地域であった。
倉敷や総社を通過する列車の中、D・Rと私の3人は、Kの話題などしながら車窓を眺めていた。
線路に沿って流れる高梁川をずっと見ていた。

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JR伯備線の高梁駅。


旅行に関するブログをアップしよう~と思いながら、なかなか手が付かなかった。
帰宅後すぐに地震があったし。


簡単に説明する。
路線バスで1時間かけて行ったベンガラの街である吹屋と、古くからの友人とだから登れた備中松山城と、その城下町散歩の旅である。
特に、足が悪いけどほぼ頂上近くまで登れた備中松山城は、私にとっても自信となった。
荷物を持ち手助けしてくれた友人たちも、わがことのように「登れたね!」と喜んでくれた。
そんな、記憶に残る素敵な小旅行だった。

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写真は、備中松山城。  

Rの総社にすむイトコと、よく似た顔と声とナマリのタクシーの運転手さんがおられた。
「久しぶりにイトコと話している気分」とR.。
あの大雨の中、運転手さんはどうされていたかな。

そんんこんなを思い出すと、被害の映像は本当にこころが痛む。

ココ以外の場所も、被災者のみなさん、どうぞお気をつけて。
一日も早く、元の生活に戻り・・・はできないけど、平穏な日常を取り戻せますように。

「腐れ梅」 澤田瞳子 集英社

大阪北部の地震から大雨。
もっと広い範囲での大雨・・・洪水や土砂崩れ・・・日本中の河川が氾濫しそうなほどの勢いに、ショックであった。

テレビで映像を見ていると、突然の茨城千葉方面での地震速報!
その方面に住む親戚にメールすると「大丈夫、よくあるから」と肝のすわった返事が返ってくる。
わが弟に至っては「あんな程度、屁みたいいなもんや」と、さすが大阪人らしい表現の仕方だ。
でも、プッと吹き出し、こちらの緊張もほぐれた。



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「腐れ梅」 澤田瞳子 集英社
書きたいことはいろいろあるが、どうもその気になれない。
この本は、図書館への返却日が迫っている。
まずはサクッと書いて、以前の日常に戻さないと・・・・どうも、気力が充実しない。

用事があって行った図書館・・・・本棚を眺めながら、適当に選んだ。
どうも読む集中力がない昨今である。
なにかキッカケをつかまないと・・・・

澤田ふじ子の小説を読み漁った時期がある・・・・最後には、ちょっとクドイ文章に感じて、苦手になってしまったが。
そのお嬢さん・・・専攻のせいか、同じ歴史小説でも、舞台・時期にお母さんとずれを作っている。
史実とフィクションとの混ざり具合も、視点も、もう少し客観的だ。
過剰な情念があふれないので、今の私には、お嬢さんに軍配!という感じでいる。


そこで選んだこの本、天下の怨霊「菅原道真」を北野神社に祀る由縁となった話である。
瞳子さん(あら気軽に呼んじゃってる)には「泣くな道真」という作品があり、2016年3月にここにアップしている。
あろうことか、「ドウシンというお寺の小僧さんの修行の話」と思い込んで読み進み、間違いにきずいて大笑いした記憶がある。

平安時代、菅原道真亡き後、庶民には「エライ人」という感覚だが、殿上人には「タタリがあるのでは~と恐れの対象である。
その道真を祀ってひと儲けしよう~と、美貌を誇るにはやや年齢のピークを過ぎた巫女に、年増の巫女が声をかける。
巫女といっても、似非巫女・・・占いの真似事をしながら色を売る巫女である。

一つの宗教、道真信仰が成立するには、寺社の縁起(由来)を作らねばならない。
そして広く庶民または殿上人にインパクトを与えるためには、パトロンが必要で、さらに美貌の巫女の憑依を演出しないといけない。

ウ~ン、と信仰のエネルギーというか情熱を考えながら読んだ小説だ。
読み終わってすぐにオウム真理教関連の死刑囚の死刑執行のニュース。
新聞や、テレビの当時の記事を目にして、ムムムとうなってしまった

大阪北部の地震など近況報告

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以前にも使った写真ですが、庭のガクアジサイ。
私が好きな花です。




よく使う表現ですが、起きて右むいて左むいたら一日が過ぎる~そんな時間が過ぎるのが早い感じの5月6月でした。

大きなことではありませんが、家族の急な入院など周囲にちょこっと異変もあり・・・あわただしく過ぎる初夏でした。
とどめは大阪北部の地震!

報道される地名に驚いて、年賀状だけのヤリトリになっている友人や知人からお尋ねメールが!
ご心配かけまして申し訳ありません。
ありがとうございます。
嬉しい励ましの言葉でした。

被害は少なかったとはいえ、落ち着いた現在、その後の修理のために忙しくしています。



ボランテイアでいく民族学博物館は閉鎖中。
その周辺、いわゆる万博公園周辺のマンションやら阪大病院やらモノレールの被害も大きかったようです。
マンションの揺れは「阪神淡路と同程度」と言われる人も多かったですね。

地震の数日後、阪大病院にいきましたが、道中ブルーシートの屋根を多数(うちも小さいけどかけてもらっています)見て、気持ちが沈みました。
病院内も、非常態勢を感じましたし。
バスがぐるっと回って、「太陽の塔」がいつのように元気に(?)立っていてホッとしました。

ふと、熊本地震で、壊れた熊本城を見たときの市民の喪失感は大きかっただろうなあ~と、感じました。

ある知人は、ガスの停止が数日続いたのですが、東京ガスの応援隊に安全確認してもらったとのこと。
報道でしか知らなかった相互協力の大事さを実感した~といわれていました。



そんな日常に、スマホで読んでは大笑いしていたのは、前回のブログ(5月29日)に書いた作家さんのブログ。
3番目に書いた女性作家・・・実は、松井今朝子さんのものです。
私的なことも、政治談義も、サッカーのワールドカップの話題も・・・バッサバッサと切りこむ鋭さ!潔さ!
ワッハッハ~と、目覚めた深夜に、暗がりの中をスマホで読んでは大笑い。
なんとなく余震が怖い中のストレスがかかる日々でしたが、おかげさまで、ストレス解消のひとときとなりました。



そんなこんなの近況です。ご報告まで。
元気にしておりますので、ご心配なく。

作家さんのブログ3種

気持ちの良い季節5月は過ぎてしまいました。
早くも梅雨入りの時期。

周囲にいろいろありまして、記事のアップは出来ませんでした。
今までは、忙しくても、何か文章を書くことでストレス解消してきましたが、それもトシのせいかシンドクなっていました。

ひと月ぶりにお会いした仲間が「ブログどうしたの?」と聞いてくださいました。
気にかけていただいてありがたいことです!
その一声で、久しぶりに文章を書く意欲が湧きました。


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庭のツツジがガクアジサイに変わる間、読書はせずにもっぱらスマホで活字(とはいわないか?)中毒を癒していました。

楽しんでいたのは、個性の違う作家さんのブログ3つ。
固有名詞は出しませんが、そこのあたりご推察を願いましてご紹介しましょう。


①男性作家A氏  (今TVでドラマやっています・・・ハルと鈴木京○主演で)
本人は中堅どころのつもりで、ブログでの仕事紹介も低姿勢でいらっしゃる.文章。
昨年あたりは、業界の知人が少ないのかな、遠慮深げな恐る恐るイベントに出席される様子が初々しかった。
最近は、手馴れた様子で、他人事ながら安心・・・フト経歴を見ると、結構オトシ。

以前は「家人」(ご両親か?)の入退院にあたふたとされている様子に、同情したものだ。
紙とペン一つでできる仕事といってもね、病院の付き添いに行って検査待ちの間に一仕事~というわけにはいかないもの。

今年にはいって、私と似たような風邪症状が続いたり、どうもPCの調子が悪そう・・・
自分かPCの検査や修理の連続で~とこぼされているのには、同感して同情するのみ。
結構なオジサンなんだもの、いろいろあるでしょう。


②男性作家T氏  (薬剤師タタルの歴史ミステリー)
以前見ていたHPには、見当たらなかった本人の日記風な記事が、リニューアルされたHPにはある。
作家なのに、というか自分自身が元薬剤師という経歴だからか、ツイッターの記事は笑ってしまう。
文章というか、「日報」みたいな感じ・・・へェ~。

ほとんど「おはようございます」という挨拶から始まっている。
形式を重んじられる人なのか、お行儀のよいひとなのか・・・

最近でも、ケータイメールでも時候の挨拶から書き出す人って・・・いるんだ!


③女性作家M女史 (歌舞伎関係の仕事されていた作家さん)
年齢もあるし、以前の仕事も、今の作品群の舞台もあるし、イメージとしては格調高い取り澄ました文章を書く人かな~と、思っていた!

ところが、全然!
オシャレで博識のある方だけど、関西のオバチャン気質満載の視点。

料理の写真は、作るのも外食でも、季節感を大事にするおいしそうなもの・・・
でも「いただきもの」とか「昨夜の来客用の残り」とかって書くのは、関西風?

世相を、友人や知人と論争しての感想など、鋭い。
その形容やたとえ方がオモシロイ!

最近の日本男子は、それほどの高齢者でなくても「モノ忘れ病」が蔓延して、情けない!
比較的若い男性に、本来あるべき望ましき姿をみる・・・・とかなんとか、ケナス愚痴る文章の面白さに大笑い。
でもね、笑ってばかりはいられませんよね。

ブログ開設6周年だそうです

ウェブリブログの事務局からのお知らせによると、ブログ開設6周年になると・・・
気が付くと、最近はアップ間隔が長いです。反省。

何人かの友人は、このブログを見て私の健在を確認してくれています。
今日は「生きとるぞォ~!」のご挨拶をいたします。


近況として、読書はしていますが、かつて読んだ本の再再再読。
映画でも本でも、何回も読んだりする人もいれば、あまり再読はしないタイプも。
私は、同じ本を何回も、同じ個所で感激し読み返す~というタイプです。


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さて、添付の写真は、万博公園の太陽の塔。
通常は、太陽の塔の背中を眺めながら東出口に向かいますが、この日は、珍しく正面の顔を見る中央出口に向かいました。
夕方の太陽の塔、久々に正面から眺めました。

民族学博物館でボランテイアをしているので、現在の特別展では、ごくたまにですがコーナーにいます。
太陽の塔の内部に、世界各地から集められた仮面を展示、その膨大な資料が基礎となり、民族学博物館が発足したとか。

その特別展示では、太陽の塔にあった第4の顔の大きな写真の前に座っています。
世界各地の仮面を見てこられた来館者に、「今度は自分たちで仮面をかきましょう」~というコーナーです。

歩き疲れた高齢者には、しばしの休憩をオススメ。
太陽の塔の内部見学から回ってこられた方々には、その感想をお聞きしたり。
万博にかかわった工事関係者だった方からは、思い出話をうかがったり。


家族連れは、気さくに絵をかいてくださる方も多く、楽しんでくださいます。
中学生や高校生の仲間・・・・楽しそう。
私自身は絵心がなく、こういうコーナーは、たいてい素通りしてきました。
スラスラと作品を書いている方をみていると、「人生を豊かに生きておられるなァ」と、うらやましく思います。
いい思い出になりますものね。